今日は、昨日HP【Blankfolder】に掲載したばかりの新作について、簡単に紹介したいと思います。
このBlogを見て興味を持たれましたら、是非ご一読下さい。

今回紹介する物語は『自治領』です。 

主人公の女性は、五十年に渡って自治領を監視している国際停戦監視団の招請を受けて、急遽自治領を訪れる。

国際停戦監視団南部事務局の局長は、主人公に『現在自治領で進行中の異変の原因を解明する手がかりを得る為、自治領の現状に関する見解を聞きたい』と言う。

主人公の専門は動物行動学なのだが、なぜ全く畑違いの作業を要請されるのか、釈然としないまま主人公は自治領の視察へと向かう。

主人公が始めて訪れた自治領で見たものとは…。

と言う事で、あとは実際に物語をご覧下さい。

この物語は、現在時事ネタの注目度No.1の『北朝鮮の核実験』にヒントを得て、このまま北朝鮮が暴走したらどの様な結末が訪れるか…果たして国際社会はどのように対処するのだろうか…と言う部分にスポットを当ててみました。

物語の世界では、北と南は一旦統一を成し遂げるのですが、後に国際紛争の原因のとなった為に、自治領として国際社会から隔離されております。
また、国際連合は解体され、代わりに『海洋国家連合』と『ユーラシア同盟』という二つの安全保障機構が並立する状態にあります。
そして、自治領を管理する『国際停戦監視団』は、『海洋国家連合』と『ユーラシア同盟』の共同運営と言う方式をとっております。

実際には朝鮮半島以外にも紛争地域、もしくは将来紛争が勃発しうる地域は幾らでもあるのですが、物語ではその辺をバッサリと割愛し、『かつて朝鮮半島と呼ばれた自治領が、世界でたった一つ残された紛争地域』という設定になっております。
紛争と言っても戦闘は既に終了して久しいのですが、未だに独立を回復していない…実質占領状態にある…と言う意味での紛争地域です。

物語の中でも、何人かの登場人物がこれまでの経緯について語ってくれておりますが、時事ネタに余り興味の無い方に取っては眠いかも知れません。

『物語の神様』の応援を受けて物語を書き始めるまでは、趣味で時事ネタヲチブログなぞをやっておりましたが、久々に世界を騒がせる事件をみて、時事ネタヲチに時間を割けないフラストレーションが一気に出た…のでしょうか？

ですが、時事ネタヲチに時間を割けば、今度は物語を書く方が全く手につかなくなる…と言う事で、今は『物語の神様』が物語のネタを提供してくれている以上、物語を書くべき時期なのだろうと覚悟を決め、時事ネタヲチはしばらくの間放置ですね。