昨日に引き続いて、今日もリンクにあるHP「Blankfolder」掲載作品の簡単な紹介をしてみたいと思います。
このBlogを見て興味を持たれた方は、ぜひHPの方にもお立ち寄り下さい。

今日取り上げる作品は『時を越えて』です。
この作品には、制作過程にちょっとした裏話があります。
少し前にある知り合いの方から、「これが自分の前世らしい」と言う話を聞きまして、その話に触発されて、その前世話で一本物語を書いてみようと考えました。
HP上でも、文末に名前を入れさせていただいた方なのですが、その方の前世らしいお話に、架空の物語を継ぎ接ぎして作ったのがこの作品です。

ですから、前世とか、守護霊さんとかが出て来ます。
ちなみに、物語で主人公が見る前世は、その方の前世話をベースに、うまく物語にかみ合う様に加工した物を使用しておりますので、実際に聞いた話とは多少内容が異なります。
実際の所、前世とか守護霊さんとか言っても、自分自身が確認出来ない以上、明確に肯定も否定も出来ない立場なのですが、この主人公の守護霊さんみたいな守護霊さんが自分にも付き添っていたとしたら、なんかちょっと世界が変わって見えてきそうですよね？

さて、物語はメンヘル系の女の子が主人公で、度重なる精神的ショックが原因で、思い悩んで引きこもってしまった後、守護霊さんと接触したり、自分の前世を見たりしながら、徐々に立ち直っていくと言った流れになっております。
前世話を使わせていただいた方にも、HPでの公開前に見ていただきましたが、なかなか手応えのある感想を頂きましたので、楽しんでいただけるのではないかと期待しております。

本来メンヘル系と言うと、もっとダークな重苦しい展開になりがちだと思いますが、この話は結構ライトに仕上がっております。
なぜかと言うと、作者自身が「余り重苦しい話を書きたくなかった」と言う事が一点と、「余り重苦しくすると無用に話が長くなる」という二点の理由になります。
他にも連載長編を抱えておりますから、長編をもう一本書く気力がなかったのです。
しかも、その長編が、多少の上下動はあるにしても終始ダークでは、ちょっと作者の精神状態にも影響を及ぼしますので、今回は軽めの短編になりました。
短編と言うよりは、中編くらいの文書量はあるかもしれませんね。

この物語も、『物語の神様』からのかなり強力なインスピレーションが降りて来ておりまして、そうでなければ、これ程うまく「他人から聞いた前世話を架空の話に繋げる」作業は捗らなかったと思います。
ちゃんと物語のオチも付きましたし…。
改めて『物語の神様』に感謝、感謝です。

では、今日はここまでとします。